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まるでゲームのチュートリアルキャラ?社員に本質的業務をしてもらうためにできること まるでゲームのチュートリアルキャラ?社員..
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わたしが想うPURPOSEとは。
掲載日:2024.4.23
最終更新日:2024.5.23
伊東拓弥
TAKUYA ITO | 経理部
まるでゲームのチュートリアルキャラ?社員に本質的業務をしてもらうためにできること
異業種・異業界から、フジ物産で経理の道へ

私はいま経理部で、経理業務を担当しています。実はこれまでのキャリアは経理とは全く関係がなく、大学を卒業してから5年ほど倉庫業を営む会社でフォークリフトに乗っていました(笑)

そこでリーダー職にも就いていたのですが、次第に転職したい気持ちが強くなり転職活動を始めました。

商業高校の在学中に取得した簿記の資格を活かしたいという想いもあり、未経験ではありましたが、経理の求人があったフジ物産に応募しました。

フジ物産に入社してからもう3年が経ちますが、職種や業種を変える大きな決断をした結果、自分自身が大きく変わったなと思います。

前職で働いていたときは現場での瞬時の判断が求められることもあり、同僚とのコミュニケーションの中でどうしても優先順位などの折り合いがつかずに、感情的になってしまうこともありました。今はそういったこともなく、穏やかに働いていますね(笑)

フジ物産では、数字に向き合っていく仕事で冷静かつ正確な成果を求められます。

仕事に対するスタンスを変える必要もありましたが、もともと数字に強い人になりたいという憧れもあったので、自分にとっては願ったりかなったりのチャレンジでした。

変化をしてきたからこそできる、変化を楽しむこと

ただ、お恥ずかしながら基本的なビジネスマナーも知らない状態だったので、名刺交換のやり方から学ばせてもらいました。フジ物産で穏やかに楽しく働けているのは、人の気持ちを汲んでくれたり尊重するカルチャーがあり、そこに馴染めたことが大きいです。

旧知の仲である友人からは「以前と比べて丸くなったね」と言われたり、フジ物産の自分しか知らない人には「感情的だったなんて想像がつかない!」と言われたりするくらい、変わったと思います。

経理部の「変化を楽しみ会社に利益と新たな可能性を提供する」というパーパスについては、経理部メンバーのそれぞれの想いが凝縮できたと思います。

特に経理の分野では法律や制度が新しくなると、それに合わせて会社内のルールや業務フローを変えていく必要があります。例えばインボイス制度の導入や電子帳簿保存法の改正などは記憶に新しいところです。

普通は、慣れているフローを変更するのには抵抗があると思います。私はまだ3年しか働いていませんが、より長く経理に携わっている方は尚更です。だからといって「まだいいや」「ちょっと難しそう」などと言って先送りにすることはできません。

でもただ変えるだけでなく、その先に何があるかを見据えて、楽しみながら取り組むことでより一層の価値提供ができるはずです。この想いを、パーパス前半の「変化を楽しみ」という部分に込めました。

社員を本来やるべき業務に、会社全体のパフォーマンス向上を

後半部分の「利益と新たな可能性を提供する」については、まさしく今導入を進めている経費精算システムの取り組みが該当すると思います。フジ物産は歴史のある部署もあるので、どうしても古くから使っている紙やエクセルベースでの経費精算のフローがあります。これをすべての部署でデジタル化していく取り組みです。

具体的には、不備があるときには承認前にアラートを出すことでやり取りの回数を少なくしたり、部署ごとに差があった申請フローを同じにして単純化、お金周りの業務をスピーディに、かつ誰でもわかりやすいようにすることを目指しています。

この取り組みは、事業部に所属している社員が本来やるべき業務をできる時間を増やす、逆にその他の工数を減らすためのものですし、この目的までみなさまにしっかり理解してもらえるようにしていきたいです。

チュートリアルキャラとして全社員の窓口になれるように

他にも事業部のパーパスを実現するために、自分のスタンス・役割として考えているのが「和気藹々としたコミュニケーションを部署内外で取れるように私が率先して行動するようにする」ことです。経理部にはまじめなメンバーが多いです。会社の「お金」を扱うという職業柄、そうであるべきだと思います。

一方で私は前職が全くの異業種ということもあって、まじめキャラというよりは積極的にコミュニケーションを取りたいタイプ。

結果、他部署の方から経理のことで聞きたいことがあるときは、私が窓口になれているところもあります。ゲームのルールを説明してくれる、チュートリアルのキャラクターと例えられたこともあります(笑)

社内でも私が窓口に立って、業務フローの改善がきちんと浸透するのを丁寧に実行していきたいと思います。例えば、2年前に導入した請求書の受領・送付に関するシステムが、社内でスムーズに運用できるようになりました。

ここに至るまでも一筋縄ではいかなかったです。本社だけでなく、気仙沼、沼津、高知などの営業所で働く社員にリモートでこのシステムについて説明して慣れていただいたりと、泥臭く地道に進めてきました。

経費申請のシステムについても同じように、何がなんでもじっくり丁寧に運用を浸透させていくつもりです。こうして新しいシステムを導入すること自体に社内全体が慣れていくといいなと思いますし、他事業部と連携してDX化して進めていきます。

以前、とある人に「伊東さんは器用だから、もっといろんなことにチャレンジした方がいいよ」と言ってもらえたことがあります。

自分の強み、特性、素養を活かして、私自身が変化を楽しんでいければと思います。いま担っている役割・業務をもっともっと洗練させていくのは大前提ですが、社内のお金の流れを整える「管理会計」だけでなく、銀行などの社外の人に向けてもフジ物産のお金の流れを整える「財務会計」にも携わっていきたいと思っています。

今でも銀行とのやり取りもやらせてもらっていますが、まだまだ知識・経験ともに不十分だと感じているので、その領域でももっと活躍できるようになりたいです。